- 髪上具
- 理髪に用いられる装飾品。五衣・唐衣・裳(十二単)、采女装束の時に用いた。近世では、大垂髪の折に用いる。
古くは、垂髪であっても晴の厳儀、神事場合は、髪を結い上げ髪上具を用いた。
- 小鬢先
長さ約1尺5寸(45cm)3等分にする。2/3の方を折る。
約巾約2分(6mm)×4 、又は3分(9mm)×4
長さは、約七寸五分になるように締めた後切る。 - 絵元結
紅色と金色があり、紅は 28 歳まで。
その後は金を用いる。鳥の子紙を染る。 - 長かもじ
約七尺(210cm) - お中
上から白丈長(結び切り絵元結と同じ寸法)
絵元結(結び切り) 、小鬢先3本(15cm・15cm・22.5cm) - 紅水引
右片鉤(近衛)白と紅の水引 5 本 - 丸かもじ
釵子・櫛・簪3本 、紫紐2本で括る 。
丈長は、和紙の奉書紙の類で、資質が厚く、縦一尺八寸三分(約55cm)、横二尺四寸七分(約75cm)、この紙を細長く切って平らにたたみ、元結の上に装飾用として結んだ平元結(平元結=丈長)ともいう。
明治以降の巫女用の寸法
参考
『女官装束着用次第』今泉定介 吉川弘文館